～餃子屋トオルの日記～９・５
「火花（ひばな）　又吉直樹著」
芥川龍之介賞受賞作　「火花」をようやく完読しました(^O^)
（なにを今さら感はありますが）
小説の内容についての感想は・・個々の感性による差異がありますので書きません。
それよりも・・・... お笑い芸人が芥川賞を受賞したという事が私にとって重要でした。
受賞後のネット・TV等で「お笑い芸人が！」的な賛否両論ありましたが・・
私は凄い！よくこの逆風の中で受賞された！と感動しました。

私もよく「餃子屋のくせに」的な事を言われる事があります。
まともな事を言っても「ふ～ん？餃子屋やのに？」「それ誰の受け売り？」という冷ややかな対応や・・
職業を言うまでは愛想良くしていた人が餃子屋ですと言ったとたんに
「なんや？愛想つかって損したわ」と手の平を返すよな態度や表情。
全ての人でないですが・・私にとってはよくある事です。

「〇〇のくせに！」という言葉は嫌悪感の塊でしかなく・・
又吉さんが「お笑い芸人のくせに」と誹謗されていたのは自分の事のように悔しかったです。
「お笑い芸人だからこそ」純文学の殻を破って新たなる芥川賞の道を拓いたと思っています。

私と同じように「〇〇のくせに！」と言われる方も多いと思います。
「〇〇だからこそ！」と胸を張って生きたいですね。
又吉直樹さんは本当に素晴らしい！次作が楽しみです。
（最近デレ顔連発だったので・・たまには真面目に～笑）